本日のヘッドライン
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本日のヘッドライン2

彡(゚)(゚) 「ハゲで42歳で職歴一切ないワイのマッマが死んでもうた」


引用元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1499717677/

1: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:14:37 ID:fEf

彡(^)(^)「ままええやろ、これからは一人ぐらい謳歌したろ」


2: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:19:00 ID:fEf

ワイはバカやった

高卒で、一切の職歴もなく、親のスネをかじり尽くして行きてきた
マッマの年金でのほそぼそ生活やったが、ネットさえできてれば一生の娯楽には苦労しないくらいに感じていた
しかし、無収入であることの弊害がわずか1ヶ月も立たずにやってきた

49日にすらならないでいたある日

ワイの家は国に押収されてしまった、ワイはバカやから 固定資産税とか、年金、市民税
また光熱費の振込先すら知らなかった

とどのつまり、マッマが管理しているお金がいくらあるのか?
それすらも把握していないままマッマを火葬場へと入れてしまった



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7: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:23:32 ID:fEf

彡(゚)(゚)「は?差し押さえ?」

家に借金があるかないかも知らないでいたワイ
だが、借金ではなく税金の未払いが積もり積もっていた
その額340万円

これくらいならなんとかなると思うかもしれないが
まず無職のワイには貯蓄もなければ収入すらない
払う宛がないのだ

だが母親の財産くらいあるやろと思っていたが、年金手帳以外の預金口座をまったくもって把握していなかった
家に役人が来たときには時すでに遅し、家中の物を差し押さえられていた。

彡(゚)(゚)「待ってクレメンス!きっと家にマッマの通帳とかあるからそこから払うンゴ」


9: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:30:04 ID:fEf

彡(゚)(゚)「えっ、相続税?」

仮にマッマの預金通帳があればそれは遺産になるのでムッスコである自分が相続することになる
しかし、この家(ボロマンション)を含めて相続できる財産がどのくらいあるのか
現状のワイにはさっぱりわからなかった。


あらかた差し押さえられた結果、ワイの家の未払いの税金とこの家の相続税などを換算すると
540万ほどに膨れがる事になる。 

これでも少ない方であるが、払えないこともないであろう・・・一般家庭なら


だが、ワイは払うことができなかった・・・なのでワイはこの家を差し押さえられ
来ている服以外全て抑えられた

ワイはバカやからマッマの通帳も探すことが来へんかったし
結局いくら残っているかもわからずワイはホームレスになるしかなかった

ちな、押収された家やら家財やらで税金はなんとかなんとかすることができた


19: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:35:24 ID:fEf

彡(゚)(゚)「とりあえずこのままでは生活できひん、ナマポ受給や」


生活保護の申請しに行くが、役所で突きつけられた衝撃の事実
定まった住所のない人間でないと生活保護は申請できないとのことだった。

ワイの家は押収され、ワイはホームレス、しかも現金すら小銭が数百円しかないこの状況で
最低でもアパートに住んでいなければ生活保護は受けれないと言われたのだ

真面目な話、借金してでもアパートを借りなければいけない状況であるが
ワイは無職で職歴なし、さすがに悪徳の金貸しですらもこんなワイに貸す訳はないと思ったことから
ワイは借金ということはしなかった・・・

だが、これにてワイはホームレス生活をすることになる


21: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:35:44 ID:OcD

おばあちゃんが言っていた……
学がないと>>1みたいになるから、どんなことがあっても学問だけは続けなさいと


30: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:41:17 ID:fEf

彡(゚)(゚)「ひもじい・・・」

ここしばらくロクな物を食べていない・・・ホームレス生活わずか2日めにしてワイは途方もない人生の岐路に愕然としていた
今まではマッマが生きていたので、家で食事が出るのは当たり前だが
外に出て以来、食事をすること方法がまったくもって検討が付かなかった


今でこそ、炊き出しなどがあるのだが、それすらも予備知識がなければありつくことはできない
万年引きこもりのワイに助けを求めるコミュ力も、頼るべき親戚もおらず
公園の水を飲むだけで腹を満たすことしかできなかった

ワイの中のゴミのようなプライドは、決して生ゴミを漁ることを許さなかったが
どうやらそれも限界に近くなった

6月の蒸し暑い早朝に、ワイは透明のビニール袋越しに食べかけのコンビニ弁当を見かけると無意識のうちに固く締められたゴミ袋を開けていた


35: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:47:54 ID:fEf

「何やってんだ!!」

彡(゚)(゚)「ヒエ!なんだこのおっさん!」

ワイは突然怒鳴りつけられたことに驚いた、ワイを怒鳴りつけた人間はワイよりも身なりの汚いおっさんやった
「この周辺のゴミを漁るのはやめろ!」

おっさんの言うことはまっとうなことやった、だがワイは突然の事で気が動転したことと
こういう状況でなんて言えば良いのかがわからなく、ただただキョドるばかりだった

このおっさんもホームレスなんやが、ワイはホームレス同士での掟というのがあるのを全く知らなかった
当たり前といえば当たり前だが、昨日今日ホームレスになったからと言ってホームレスのなんたるかを知ることは不可能である
ホームレスの鉄の掟には、日中または早朝でも、民家がのき並ぶ住宅街でのゴミあさりは禁止であり
これを破ると各行政からの指導が入り、駅前または周辺の公園で暮らすホームレスにも影響が出るため、このようなゴミ漁りは禁止となっていた


知るか


40: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)05:53:53 ID:fEf

彡(゚)(゚)「許してクレメンス」

ワイは見ず知らずのおっさんに頭を下げるだけしかできんかった。
それはただただ見ず知らずのおっさんに怒鳴られたという恐怖で・・・

「もう二度とここでゴミを漁るなよ!」おっさんに捨て台詞を吐かれるように注意されると
ワイは恐怖で泣いてしもうた。

ワイには他人とのコミュニケーションはほぼほぼ不可能であり、自己弁護すらもできない事を鑑みるに
もはやホームレスすらまともにできそうにないことがワイの脳裏によぎった

その日は公園のベンチに腰掛けただただ地面を見つめていただけで一日を過ごせた
空腹は自然と治まっていた。

だが、これからのことを想像するだけで体が動かなくなり、無気力になり
何も考えることができなくなる。

死とか、自殺とか、最初のうちは考えることができたが この時点で既にそれすらも考えることができないほど
ワイは憔悴していた


47: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:00:10 ID:fEf

彡(゚)(゚)「・・・」

ホームレス生活3日め ワイはどうしようもない不安にかられ街を徘徊していた
地面を見てはお金が落ちてないか探しながら歩いた

仮に落ちていたとしても、小銭で何が買えるのか 一時的に腹は満たせてもこの生活を変えることができるのか
できないだろうが探すしか無かった

今ワイができる金策、ワイができる生きることがこれやった

ワイは歩いているうちに意識を失った、水くらいしか飲んでいないことが祟り栄養失調でめまいがしたのだ
それから・・・ワイは誰にも起こされることもなく、救急車も呼ばれず3時間位公園の入口で伏していた。公園の時計が無情にも鐘を鳴らす
ワイはもうロクに歩くこともできなくなってくるのかと思うと余計に不安になった

ワイは一大決心をする


51: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:05:14 ID:fEf

彡(゚)(゚)「ほぇーここが留置所かー」

ワイは警察のお世話になることにした。
空腹だったワイは、何か悪事でも働き刑務所にでも入ろうと考えた
少なくとも生きていくことはできるだろうと考えた。
42歳、ハゲで無職のワイに、今更前科がついたところで役満の種類が変わるだけ程度
なら、どーんと悪い子として数年ムショにでも入ったろと思った

冷静さを欠いていたとは言え、ワイもまさかこんな悪事をするとは思わなかった
そう、ワイは

殺人をしてしまった


62: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:14:04 ID:fEf

ワイは殺人をしてしまう

ワイはたまたまワイの事を怒鳴りつけたホームレスを見つけたのでそいつの後をつけ
鉄パイプで殴り殺した。

彡(゚)(゚)「ワイの事を怒鳴りやがって・・・」

ワイはどうしてもあのときのことが忘れられなく、心の中に恐怖心がこびりついてた
なのでそれを払拭するためにも復讐をすることでワイの心の平穏を取り戻そうとした
ワイはすぐに殺したホームレスの仲間に取り押さえられ警察へと連れて行かれた

そして留置所へと至る

それから、ワイは直ぐに取り調べを受ける、もちろん殺人の動機を伝えた
彡(゚)(゚)「食うに事欠いていたので殺人をしました、殺した相手には恨みがあったので・・・」


67: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:21:21 ID:fEf

誰ひとりとして傍聴人の居ない裁判だった

殺人事件なので刑事裁判なのだが、検察も裁判長も弁護士すらもやる気のない裁判だった
というのも、この手の事件は多く、また動機が不純であるがその目的が生活苦であること
また殺された相手がホームレスであることなどから懲役5年が言い渡された

それはあっけない裁判でありワイも異議申し立てはせずとりあえずそれを受け入れることにした。


68: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:24:59 ID:fEf

彡(゚)(゚)「懲役五年・・・」

少なくとも5年は生きていくことができる
だが、今冷静に考えると・・・5年は短い気がすると

刑務所に送られるワイはただただ5年後への不安を募らせていく
これから送る刑務所での生活には大した不安も抱かなかった。

「番号931」

彡(゚)(゚)「ハイ!」


70: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:27:34 ID:OcD

番号もお前の全部を表しとる


71: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:30:47 ID:fEf

ムショでの暮らしは意外なほど健康的で、ワイは今までで一番人間らしい生活をしている
そのように感じられた

臭い飯、などというがそんなことはなく
大した食事ではないものの、醤油などの調味料も許されており味付けは自分にはちょうどよかった
これらの食事も囚人同士が作ったりしているそうだ。

ワイは刑務所での暮らしの中で、ある日の夜に泣き出してしまった。


74: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:35:21 ID:fEf

彡(。)(;)「ううっ・・・」

ワイはここしらばらくの生活で健康な生活を手に入れた事で
生きるということ、これらのありがたみを理解することができた
そういった中で心の平穏を取り戻したことで

ワイの半生を振り返り、ワイがしてきたことを全てをただただ悔いた。

もう取り返しがつかないことの現状にワイは泣いた、だがワイがここに来たことでようやく認識できた今という瞬間を
因果なものであった


76: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:39:04 ID:fEf

不思議なことに、ムショでの生活はあっという間に過ぎていった。

驚くほど早く過ぎ去る日々に、ワイは自分の年齢に再び不安を感じた。
ワイはもうすぐ出所するが、ワイがここを出る頃には48になる・・・果たして前科持ちの48のおっさんに
シャバでの生活ができるのだろうか。

刑期の終わりが近づくに連れ、ワイにはそれが死刑台への階段をゆっくりと登るようなそんな感じがした。


84: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:47:10 ID:fEf

「もう二度と来るなよ」

彡(-)(-)「おかのした」

刑期を終えたワイは、刑務所で得たわずかばかりの金(4万円ちょっと)と共に
外の世界へと放逐された。

別に外に出たら酒が飲めるとかそういうことに興味があるわけでもないし、待っている家族がいるわけでもなかった
刑務所の中は団体生活だったが、これからはまた孤独な生活へと戻る

ワイは外の世界で前科者、殺人者として生きることになる

ワイが生きるために選んだ道であるが、再び外に出てワイは自分の犯した罪に足を引っ張られるが
それは覚悟したこと

刑務所での暮らし、思い返せば思い返すほど・・・いい暮らしだった


85: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:52:15 ID:fEf

まずワイは直ぐに不動産屋へと駆け込んだ

彡(゚)(゚)「すんません、一番安いアパートを借りたいんです。」

ワイは不動産屋で一番安いアパートを借りることから始めた
生活保護を受けるにしても住所がないとダメなことから、就職するにしても住所が必要だった
そしてワイは、不動産屋からの執拗な過去への詮索など(暴力団ではない事を証明しつつ前科があることを説明し)から
金額にして5600円の物件を紹介された


彡(゚)(゚)「そこでオネシャス」

ワイはよく物件も見ずに借りてしまったが、いざ部屋を見て驚愕した
なんと、部屋の広さが畳一畳だけの物置のような場所だった。

まさか独居房より狭いとは・・・


86: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:55:10 ID:fEf

もともとは物置として使っていたが、それをとりあえず住所が欲しい人向けに貸し出す用の部屋として提供しているという
まさにワイのような奴しか借りない、そういう部屋だった。

しかし、いざ座って見ればギリギリ寝れなくもない、足を伸ばせないがこれでも住所を確保することができた
この場所からワイの新しい人生がスタートする



彡(゚)(゚)「面接に来たやきゅうと申します」
彡(゚)(゚)「・・・前科者はダメですか、そうですか」


87: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:00:40 ID:fEf

まずワイが受けたのは警備員の面接だった。しかし当たり前といえば当たり前だが
警備員は前科のあるものを付けるわけにはいかない、そういうわけでまず1社目は落ちた

次に清掃員である、48歳、職歴なしの前科者 流石にコレもダメかと思われたが
意外や意外、受け入れてくれたのである


給料は日給の手取り7800円、ほぼほぼアルバイトと同じであるが、少なくとも暮らしていくくことはできる
以外にも電話がないワイにこんなにも早く仕事が決まるとは思わなかった

彡(゚)(゚)「今日からお世話になりますやきゅうです」

職場の雰囲気は暗い感じがした、それでも訳有の自分が社会で生きていくだけの
最低限のことが確保された、生きるということの鎖が繋がった瞬間であった


88: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:05:31 ID:MlB

ええやん


89: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:06:06 ID:fEf

職場はおじちゃんおばちゃん、障害者、若者という感じのしない若者
なにかしら闇を抱えていそうな雰囲気の人間で構成された清掃会社だった。

しかし、業務内容はわりかし普通であった
ビルのフロア掃除から、トイレ掃除、普通に体力がいるが特殊清掃ではないので
死体とかの清掃などはなかった、この特殊清掃は後に同僚から色々と聞かされて知ることになるが
自分が働いている会社の業務内容はわりかし普通の清掃業であるということを知ることとなる

給料は安いと同僚はぼやくが、それでも刑務所の手当に比べれば遥かに高給だ


90: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:10:47 ID:yf1

期待


79: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:41:31 ID:fEf

ちょっとここで皆に質問なんだけど

やっぱり主人公が42歳で無職で人生積んでる現実が舞台の話ってあんまし好きじゃないの?
それはどうして?別に君たちは髪は生えてるし、まだ20台位だし、働いているもしくは学生だったりするでしょ?
こういう題材は不安になったりするの?


80: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)06:42:22 ID:63E

正直政治家がハゲとか喚いてる音声の方が面白い


91: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:13:24 ID:nT8

細かいとこはおかしいのかもしらんけど普通に読める内容やん
がんばってクレメンス


92: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:18:52 ID:NbE

細かいミスは気にせず読むワイやが、イッチのはさすがにツッコミどころ多杉内


93: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:23:25 ID:fEf

清掃業についてから2ヶ月が経つ、仕事の内容はひと通りできるようになり
先月の給料が出た辺りで、家賃5600円の物置から、ようやく3万円の風呂なしアパートへと住むことができた

部屋は広くないかもしれないが、独り身の自分にはこのくらいでちょうどいい、なにせ足を伸ばして寝れるからだ
今までは雨の日以外は近くのトンネルの下にダンボールを引いて寝て、近所の銭湯で体を洗って職場に行っていた
作業着は会社でクリーニングしてくれるので自分の洗濯物は1週間に1回くらいしか洗わないのでそれなりに生活はできた

これからは台所があるのでそこである程度温かいものを作ることができる
冷たいコンビニのおにぎりやカップ麺を公園で食べる生活をしなくて済むとなると、この新居で生活に
何十年ぶりかの希望を感じることができた


94: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:29:58 ID:fEf

刑務所の暮らしからか、意外と質素な暮らしというものが苦ではなかった
家にTVは無いし、ラジオもない、電話はスマートフォンではないが通話だけならガラケーで十分
仕事終わりにたまにコンビニに立ち寄り漫画雑誌を読んだり、甘味としてスイーツなんかも買う
唯一の贅沢であり、酒もタバコもしなければギャンブルもしない

自分の暮らしぶりに、清掃業を始めて1年がたった頃には、ようやく貯蓄と呼べるほどの金が溜まっていた。

もうすぐ50歳になるが、満ち足りた日々の中でわずかばかりの贅沢と日々の労働に汗を流す事が
こんなにも身近な幸せであると、刑務所に行くようなことをしなければ気が付かなかったとは


95: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:38:38 ID:fEf

50を迎え、あと少しで給料日という日に、ワイにとって信じられない日がやってくる

それは近所の道路が陥没した事から始まる。

ワイが職場へ向かう途中に足元が揺れ、グモモモモという地響きのような音と水が吹き出す音が聞こえた
すると、ワイの体は先程までは普通の道路だった場所に、アスファルトもろとも飲み込まれ、深さ2mの穴へと叩き落された
気がつくとワイは病院に居た。

どうも、地盤沈下が起きたらしくワイは地盤沈下事故に巻き込まれたらしい
入院する旨を職場に伝えると、ワイは暫くの間休職扱いになるそうや
給料は出んが、入院費のいくらかを会社が払ってくれるとのこと

まあ仕方がないと思った時、ワイの病室に弁護士ととある大手鉄道会社の社員がやってきた。


97: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:44:26 ID:fEf

彡(゚)(゚)「はぇー・・・入院費全額の負担と休職の間の収入保証に慰謝料までくれるんか」

どうもワイが巻き込まれた事故は、その鉄道会社の鉄道工事が原因でワイは事故に巻き込まれたらしい
その事でワイは鉄道会社から多額の保証を貰い、入院生活をなんの苦もなくさらに個室で過ごすこととなった
後々になって気づくが、個室になったのはマスコミがワイに取材に来るのを避けさせるために鉄道会社がした隠蔽工作のような事やった

ワイはここで今までで手にしたことがない大金を手にしてしまう
とは言っても、ワイが清掃会社で働く金額の5年程度くらいであるが
それでも十分な額であった。

ワイはこのお金をどうするか悩んだが、ワイの中である考えが浮かんだ

彡(゚)(゚)「せや、ワイ少しだけ頑張ってみるか」


98: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:44:53 ID:OcD

道路が陥没って言うと博多かな


99: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:45:51 ID:MSa

これ実話?


100: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:46:02 ID:OcD

>>99
SS


101: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:47:17 ID:fEf

ワイは休職の間に参考書を買って、恥ずかしながら・・・大人でも通えるような学習塾を探した
無論家庭教師でも良いが、とにかくワイにはある目標ができた、それは

彡(゚)(゚)「この歳やけど、ワイ大学に行ってみたいんや」

50過ぎ、前科者のハゲのおっさん、ついに大学を受験することを決意したのだった。


104: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:57:41 ID:fEf

まずはワイの学力を測ることから始めた、信じられないことにというか当たり前だが
ワイの学力は中学1年生レベルで止まっていた。

まずはこれを少なくとも高校生レベルにまで上げて、そこから受験に向けた勉強をする必要があった。
朝は清掃業を行い、夜は勉強、この間事故から1年の歳月をかけることになる。
そして、ある程度の学力がついた頃に、いよいよ受験というめどが立ってきた。

ワイの学力では私立の大学を受ける事が精一杯ではあった。
それでも1年かけて大学受験が視野に入るほどにまで持ってこれただけでも十分である。
ワイはとある私立の大学を受験することにした。

試験問題は自分には難しいと思う部分もあれば、よく問題を読めば分かるものもあった
とにかくちゃんと問題を読み、考えうるだけ考えることに徹した。

そして大学の面接にまでこぎつくことができた。


105: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)07:59:25 ID:Fs7

私立行ける金はあるのか


106: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:01:38 ID:MSa

>>105
1000万ぐらいは計算したらもらってるはずやで


107: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:03:17 ID:Fs7

>>106
はぇーそうなんか


108: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:06:09 ID:fEf

面接官が3人、一人は大学の学長、そして理事長が座っていた。

ワイは面接をするに辺りどうしても言わなければいけないことがあった
それは、ワイが前科者であるということだった・・・。

ワイは自分の過去を話すことにした。
面接官はそれはそれは真剣に、険しい顔でワイの話を聞いた。

ワイの殺人の動機も聞かれた、ワイは言葉に詰まった。でもワイはそれを声をつまらせながらも
ちゃんっと答えた、そしてその事で刑務所に入り、出所してからのことを話した。

「分かりました、では面接はここまでとなります。」

彡(゚)(゚)「失礼します、本日はありがとうございました。」

ワイは自分の過去を話した事に疲労困憊になった、ふらつき倒れそうにもなったが
それが自分のしてきたことへの報いでしかない。

だが、いざ振り返ってみると・・・殺人を犯す以前の経歴については全然聞かれなかった
まあ20年近く引きこもってた話と逆に話すにしても思い出せないくらい遠い日の事だった
本当に、自分の人生とはなんだったのだろうか。


109: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:11:14 ID:fEf

4月1日

ワイは学生として大学のキャンパスに立っていた。エイプリルフールではない。
50を過ぎたおっさんが、新入生の歓迎をする部活動の列を歩きながら夢にまで見た大学を歩いていた。
さすがにこの見た目であることから、どこの部活も勧誘の声はなかったが

ワイは華やぐ学生たちの群れに、見ているだけで優しい気持ちになれたのだった。

また、意外なことにワイ以外にも年老いた学生と言うか、社会人の学生は数人おり
皆それぞれ志を持ち大学生へ目指して受験していたという


112: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:17:38 ID:fEf

ワイは大学生をやる片手間に、清掃業をしていた
職場の人達はワイの受験勉強を半信半疑で貼りながらも、いざ合格したら大変喜んでくれた。
日中は学生、夜は清掃業、このような生活でもワイは日々を過ごすことが楽しくて仕方なかった。

51にもなると体力が落ちるが、ワイにはこの疲労感がまた得難いものがあり、毎日を充実に過ごすことができた。

そして、月日はあっという間に流れていき、ワイは55で大学を卒業することとなる。
ワイは四年間であるが、学生と清掃業の両立をして、ちゃんと大学の学位を取ることができた。

ワイは卒業するに辺り、次なる目標もできた。

彡(゚)(゚)「このまま清掃業でも良い気もするが、せっかく大卒の経歴ができた・・・ちょっとばかし冒険してみるか」


115: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:23:31 ID:fEf

ワイは55歳で転職することにした
それは・・・




少し休憩


119: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:50:21 ID:fEf

55歳で転職することができたワイは、清掃業とは違う新しい仕事の職場へと向かっていた

彡(゚)(゚)「やきゅうと申します、本日からお世話になります。」

ワイは貿易商社の港の倉庫管理の仕事についていた。
ワイは子供の頃、大きなタンカーなが好きで、船を動かす仕事につきたいと子供の頃は思っていた
しかし、現実はどうしようもない日々を送っていた。

しかし、大学入学を期にワイは色々な仕事があることを知ることができた。

ワイがついたこの仕事も、ワイが在学中にOBの人が港のコンテナ整理をしている会社の人が居たため
大型のタンカーから積荷を下ろすクレーンの職員がほしいと言っていたのを聞き、在学中にクレーンの免許を取り
晴れて貿易商社に中途採用されることになった。

今は大型の貨物船からコンテナを下ろしたり、船に乗って別の船にコンテナを降ろす仕事をしている。
もし、ワイがパスポートを取得できれば、タンカーにのり世界中を移動できただろうが
生憎前科者のワイにはそれは無理な話や

でも、こんなに大きなタンカーを間近で見れるというのは、人生あながち捨てたものでもないということである
残りの人生、すくなくとも後10年は働けそうである

あと10年、これを青春だと思い有意義に過ごしてみたいと思う

彡(゚)(゚)「ハゲで前科持ちで職歴は少しやけど、大学も通えていい人生やったで」


120: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:56:35 ID:Fs7

感動した(サクサクイキスギィ!)


121: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:56:53 ID:MlB

この疾走感は評価する


122: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)08:59:02 ID:FIF

コンテナ動かす仕事楽しそう


123: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)09:00:00 ID:fEf

一応終わりだけど
やっぱりファンタジーファンタジーした冒険活劇のほうがよかったりする?


124: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)09:00:55 ID:OcD

>>123
創作?


126: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)09:01:47 ID:fEf

>>124
全部創作だよ 

前科者でもないし、無職だけどハゲも薬で治したし32歳だし貝塚モグラだし


137: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)14:01:32 ID:dDW

>>123
絶望と希望が交錯してる話だったな


125: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)09:01:18 ID:f9g

扱うものよりも淡々としすぎててやきうに感情のようなものが感じられないで特に後半
サイコパス設定なんか?


127: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)09:02:29 ID:fEf

>>125
後半は疲れたから話を終わらせようとしてるからなんもかんがえてないだけだゾ


136: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)09:20:51 ID:weL

最初から創作って言ってれば変なつつきかたされることもなかったろうに
とりあえずおもしろかったやで乙


138: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)15:58:08 ID:gWg

面白かったで。乙。


139: 以下、名無しにかわりましてシュバルツがお送りします 2017/07/11(火)19:04:30 ID:nT8

面白かった
文章がちゃんとしてて読みやすい
情景もわかりやすい
次も期待してるでー



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[ 2017/07/13 ] ネタ | コメント(0)
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